王様ベッド考
毎晩2〜3時間おきに呼び鳴きされて、その都度駆け付ける。
眠いなぁ。寒いなぁ。寒いなぁ。
ダニーの犬舎内は、徐々に冬装備にしているが
この冷え込み方は半端じゃないなぁ。
奴も寒くて寝ていられないんだろうか?
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毎晩2〜3時間おきに呼び鳴きされて、その都度駆け付ける。
眠いなぁ。寒いなぁ。寒いなぁ。
ダニーの犬舎内は、徐々に冬装備にしているが
この冷え込み方は半端じゃないなぁ。
奴も寒くて寝ていられないんだろうか?
見つけた羽毛肌掛けを風通しして、早速ダニーの犬舎に敷き込む。
夕刻ダニーの世話をしようかと、支度をし始めると
ナナが「ニャニャニャニャニャ〜」と催促吠えしているのが聞こえて来る。
(あのコも、このコも齢を重ねて、俺様主義になってきたなぁ)とは
最近のダニーとナナ観である。
それに、ナナ。お前は犬だぞ。
いくら鼻っ面が出っ張っていなくても、立派に犬だ。
ニャニャニャじゃなくて、ワンだろうが・・・。
今夜も夜鳴きのダニーの世話。
ダニーが眠くなるまでの間、ホタルの小屋で暖を取っていると
ホタルがペタリとくっ付いて来る。
撫で撫でしながら、ホタルと頭をくっ付け合ったら
堰を切った様に、不意に涙が零れ落ちた。
「もう疲れちゃったヨ」
出て来たのは、そんな言葉だった。
今夜は私も夜泣きである。
ダニーが逝った。突然の最期だった。
昨日までごくいつも通り、自分でご飯を食べ、水を飲み
後半身のシャワーをして、タオルドライしてドライヤーで乾かして
傷のチェックして、パッチ当てておむつして
Tシャツ着せてタオルバンドまいて「ハイ、終わり」とお尻をポン。
ごくごくいつも通りだった。
こんなにあっけないものなのか。
明けて24日。
棺にダニーを静かに納める。
生きていれば、ダニー17齢の誕生日。
思いを積み重ねた時と比べて、失う事の何と容易さ。
解っていたつもりでも
やはり、辛い。
毎日があっという間に過ぎて行く。
仕事も忙しくなって来た。
廻りはギュンギュンと、変わりないスピードで進んで行く。
時は正確に、無情に過ぎて行く。
でも、私の時間は止まっているのか、その速さについて行くのがやっとだ。
今後の運営や、その内容、形にしたい事残したい事など
アイディアは浮かぶのだが
何をする気力も無く、ポッカリと心に大きな穴が空いている。
全部消してしまいたいと思う時さえある。
今はただ
確実にやらなければならない仕事に
自分にむち打って、ようやく動いている。