所用の帰り、クマ婿入り先の親戚宅へ寄る。
先住犬クルーズのヴァリケンネルから出してもらうと
低い姿勢で躯中をくねらせ、嬉しそうに出迎えてくれた。
元気一杯に駆け回り、天性の明るさを振りまいている。
先住犬達との相性も良さそうだ。
先方での呼び名は「ムック」となったらしい。
が、つい癖で「クマ！クマーッ！」と呼んでしまい
その度、叔母から『ムックだよ』と訂正される。
ムクムクの躯、触り心地の良いプニプニの前脚。
抱き上げてその感触を確かめた。
肩に顎を乗せ、静かに寄り添うクマ。もといムック。
まだコチラに来て3日だというのに
彼は既に、誰が自分のリーダーであるか判断したのだろう。
叔母にピッタリとくっ付いて寄り添う姿に、そんな事を感じた。
Madam Aに抱かれて。
フラット・コーテッド・レトリーバー、クルーズ。
皆、仲良くね。
また来るからね。
