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凛輔、凛太郎、凛シュケ

D、相棒凛輔が逝ったよ。

凛々しく鮮やかな旅立ちだった。

 

君を亡くして、フラフラだった頃

立てなかった時期の凛輔を介助する事で

彼女は私の心をリハビリしてくれたんだ。

 

 

 

彼女を介助するのは、君を介助するプロセスと似ていて

思いを重ねて、ちょっと辛い時もあった。

でも

彼女も君と同じく、こちらが頑張れば、それに応えてくれたんだ。

君が中に入っているんじゃないかと思うくらいにね。

自力で立ってスタスタ歩いてる姿は、立てなかった事が嘘の様だったよ。

 

 

(連れて行く時期なら、なるべく苦しまない様に・・・)とは

お願いしたけど

ちょっと、早過ぎやしないかい??

それよりも、なによりも

君の強い「生きる力」で、守って欲しかったよ。

 

あまりにも呆気なくて、心の整理がつかないや。

 

トイレの扉をゴロゴロ開けたり

出待ちをしてたりw

作業のそばで興味深気にしてたり

玩具を探しくわえて「ゎう〜〜〜」って自慢気に吠えたり

ソプラノ遠吠えしたり

紙類を噛みちぎってはプッと吐いて、辺りを紙吹雪にしたりw

鼻先に皺を寄せて、ホタルを威嚇したり

掃除機をかけると、ちっさくなって"G"みたいに逃げて行ったり

…。

 

コチョコチョしたり、撫で撫でしたり、デレデレしたり

偉いね〜凄いね〜って褒めたり、 オバカッチョって叱ったり

小さな悪戯…もっともっとしたかったよ。

顎を上げて「すごいでしょ〜」って自慢気に歩く姿を見たかった。

立派な尻尾や豪華な被毛が、風に揺れる姿を見たかった。

 

もっと一緒に笑いたかった。

 

小さな躯で、駆け抜けて行った凛。

 

思えばホタルのドタバタ出産。

車中で取り上げて、女の子の誕生に喜んだっけ。

色んなものも抱えていたね。

躯の弱さもあったけど、懸命に生きていた。

どれだけ沢山の事を与えてくれただろう。

どれだけ沢山の事に応えてくれただろう。

ウチに来てくれて本当に本当にありがとう。

 

デッカい鼻の凛。ちっさいオメメの凛。可愛いお尻の凛。

コレからは沢山走り回れるね。

思う存分駆け回っておいで。

 

橋のたもとで待ってておくれ。

そこできっと、また会おう。

 

それまで、D、凛輔を頼んだよ。

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2013年02月19日 03:04に投稿されたエントリーのページです。

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