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桜と馬と富士

桜の季節になると、県内の桜情報が新聞に掲載されます。
3月末からその欄を睨みつついた訳ですが
8分咲き〜満開〜散りはじめ〜落花盛ん〜おわり・・・と
本業多忙で近場の桜はほぼ散りゆきました。

残るは山沿いのあの辺とあの辺か。
行く機会もないだろな・・・

(嗚呼今年も花見叶わず)と想っていた矢先。
兄がその周辺で行われる祭りに参加するという。
『明日、車貸してもらえるかなぁ・・?』からはじまり
『アナタ達、一緒に行って
オレを目的地で降ろしたら桜でも見て来れば良いじゃん。』と
話は進み、急遽花見と相成りました。
どこか都合の良い話に聞こえなくも無いw。

ともあれ、当日朝早くに出掛けてまいりました。

目的地で兄は降車。
運転を代わり
前もって地図をググっておいたので、私達の目的地への抜け道は頭に入っていたが
取り敢えずカーナビさんに導いてもらいながら出発。
道中馬術センターを横目に見つつ
(帰路時間があったら催事を見て行こう)通り過ぎ
何百メートル先右折〜次はホゲホゲ〜と、ナビ子さんに従い走って行きました。

と、あたりをつけていた抜け道が未舗装の凸凹細道。
車が跳ねる度に後ろの荷物も飛び跳ねます。
かと思えば、妙に整備された素晴らしい道。
更に急な坂道に、急カーブ。
久々のチョイ冒険感覚にニヤニヤ笑い、バイクで旅をした頃を思い出しました。

ほぼ一本道で目的地に到着。
桜の名所であるソコは、満開、休日ともあって大変な賑わいです。

先ずは私の恩師が眠る場所へ向かい、ご挨拶申し上げ、眺めの良い場所へ。
お祭り大好きな母は、出店で弁当に甘味、花より団子w
私は急な階段を8分程登り、写真撮影。
桜の素晴らしい所とは聞いていたが、これほど見事に咲き誇っているとは。
良いタイミングで来れた事に感謝感謝。

しかし、曇天。
薄桜色と空とのコントラストがうまく出なくて
しばらく車内で(食べたり飲んだりしながらw)待機。
嗚呼、車でなければ花見酒と洒落込めたのに。

大通りの歩道にはスペースがあり
慣れた方達がテーブルや椅子、レジャーシートを広げ
お弁当を囲み、楽しそうに花見をしています。

鶏のチューリップ唐揚げ〜とか、おにぎり〜とか、卵焼き〜とか
幼き日の遠足を思い出しました。

大神というテレビゲームがあります。
白い犬と共に冒険し、荒れた自然を再生する、という
人生ではじめて泣かされたw大好きなゲームです。
その中で象徴的なのが、枯れた桜の木です。
ただ黒く、花も葉も付いていない幹と枝だけの桜。
ともすれば、少し怖いイメージもあります。
例えればバートンワールドの木。
そこへ筆技でクルリと円を描いて花を咲かせる訳です。

花咲か犬ゲームを思い出しながら
ふと、桜と言う木は、葉より先に花が一気にブワッと咲いて
それから葉がザワザワと生い茂る木なんだと、改めて気付きました。
花時期前の幹のシルエット、花時期の幹のシルエット
こんなにも印象が違うのか、と感心。

シジュウカラやウグイス、野鳥の声が心地好く響き渡ります。
空の青味が出た所で撮影し、馬術センターまで移動して兄との約束の時間まで待機。

前日、今日と開催されていた障害競技。
こちらも良いタイミングで見る事が出来ました。
競技の事は全然解りませんが、馬にはとても興味があります。

予々、美しい生き物だと想っている馬。
なかなかこんなに近くで見る事は出来ないので、食い入る様に見てしまいます。
ファインダーを覗きながら何度「なんて美しい生き物なんだ」と一人呟いたか。
人馬一体となり、障害物を乗り越えて行く姿がまた美しい。
競技場に隣接された練習場からは、厳しい指導も聞こえます。
ここからオリンピックや国体に出場する選手も居るのでしょうか。

見事な競技に感動しました。ありがとうございました。

今日は楽しい事てんこ盛り。盛り沢山。
お腹一杯。盆と正月一緒に来た感じ。感謝感謝の休日でした。

馬術センターからの富士。宝永山が左側にあります。

宝永山を右に見る私達からすると、不思議な感覚がありますが、これもまた富士。
富士には色んな表情があります。
「富士山を描かせると、育った(見た)場所が何処か特定出来る」
と言うのは当たっていますね。

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2015年04月12日 23:55に投稿されたエントリーのページです。

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