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にゃにゃにゃナナ

夕刻ダニーの世話をしようかと、支度をし始めると
ナナが「ニャニャニャニャニャ〜」と催促吠えしているのが聞こえて来る。

(あのコも、このコも齢を重ねて、俺様主義になってきたなぁ)とは
最近のダニーとナナ観である。
それに、ナナ。お前は犬だぞ。
いくら鼻っ面が出っ張っていなくても、立派に犬だ。
ニャニャニャじゃなくて、ワンだろうが・・・。

休んでいるMadamAに代わり、私がお相手致しましょう、と
ダニーとホタルの所へ、ナナをエスコート。

勝手口から通路に出るには、「ホタル関門」を通って行かなければならない。
行く手を遮る、ホタルの鼻ツン攻撃にビクつきながらもナナは行く。
ダニーさんのトコまで行けば、ホタルの攻撃から逃れられるから。

一瞬の隙をついて
タカタカターッと、短いコンパスを目一杯動かし、ダニーの傍に駆け寄る。
やっと、ホッと一息。

ダニーに食餌を与えていると、トコトコ王様の犬舎に入って行くナナ。

ダニーをシャワーし始めると、犬舎内のナナが何だか妙な動きをしている。

手を止めよく見ると、なんと王様犬舎内を見事に縦断する様な粗相。
「なんて事すんね〜ん!」

王様御寝所にも被害が及んだため、作業を中断し急ぎ処置をする。
「悪いヤッチャな〜、お前は。ナナ〜。」

見ると(エヘ、エヘ。慣れない所だし、失敗しちゃった〜。えへへ〜)と
必死にゴマスリ風体。
コチラは毛頭攻めるつもりはないのだが、一生懸命に訴える姿が健気だ。
そんなにゴマ擂らなくていいんだヨ。

ダニーの世話を再開すると、ナナはダニー側通路出入り口の方へ行き
道路や辺りの動きを見ている。
野良猫を見かけようモノなら「ゥぉゥぉヲー」と威嚇吠えをして
猫を追いかけようとする。
お前もダニーから、番犬気質を修得したのだな。
その吠え方には、あまり脅威を感じないけれど・・・。

ダニーの世話をしながら、マメにナナにも目を配る。
チャカチャカしていたナナも、十分に落ち着き、貫禄が出て来たな。
ん?単に動きが鈍くなっただけ?
(ぺたっと後足を伸ばして座る姿は、ナナ達磨と呼ばれる。)

ナナは本当に、ユーモラスだ。
表情の豊かさは勿論の事、その動き、態度、感情の豊かさまで。
褒めているんだけど、その内ツッコミ入れてしまいたくなる・・・みたいな。
可愛いヤツだ。

ダニーの世話が一通り終わり、久々に3頭揃ってジャーキーを食べる。
さぁ、空も暮れた。
冷え込む前に各々部屋に帰ろう。

コレが3頭揃っての最期となった。

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2005年11月20日 23:56に投稿されたエントリーのページです。

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