ダニーとホタルから分けてもらった『皮ガム』を
(ムシャムシャムシャ)と、時間をかけて食べるナナ。
この『皮ガム』。
ホタルは(バリンバリン)とあっという間に完食。
ダニーも(ボリボリ)と食べるが、ホタル程早くは食べない。
ナナは、屋外の2頭と違い
2時間でも3時間でも、ずーっと噛み続けている。
スルメじゃないんだからさー・・・。
気付くと
アゴが疲れたのか、飽きたのか
デロンデロンに柔らかくなった『元皮ガム』を
ポイッと放置し、ベッドでまぁるくなって眠っている。
マイペースな犬だ・・・。
さて、ダニーの食餌後。
ダニーとホタルが向き合う形で
ダニーにブラシをかけている最中
頭を低くしている私の後頭部に「ボスン」と何かが乗って来た。
何かと思えば、ホタルの前足であった。
『重いよ、ホタル』と前足を降ろし、ブラシかけに戻るが
目前で気持ち良さそうにブラッシングを受けるダニーに嫉妬しているのか
ホタルは、私が下を向いている時に限って
「ボスン、ボスン」と、そのデカイ前足を私の後頭部に乗せて来る。
ついには、眼鏡がずり落ちる始末。
『ごら』と、私は手のひらを、ホタルの頭にペタリと付けて
そのまま鼻方向へズリーッと引き『お返し』をするが
ホタルは(巧く自分に気を向かせられた。イッシッシ。)と
ほくそ笑んでいる様だった。
嗚呼、マンマと引っ掛かってしまった・・・。