夜、ダニーに催促され食餌の支度。
降続いた雨は上がっていたが、風は生温く湿度が高い。
昨日、軽目の食餌だった為か、ダニーの(うん)は量が少ない。
形状(!)も良く、体調は大分落ち着いたらしい。
食餌の準備をしていると、(早く!)と言わんばかりに舌舐めずり。
兄不在のため、ホタルの食餌も代行。
先ずはダニーに食餌を与え、次いでホタル。
どんなにホタルが喚こうが暴れようが、コレはウチの先住犬ルール。
2頭共食欲旺盛で、ペロリと平らげた。
ヨシヨシ、食欲があるのは大変結構。
本日も蜂蜜湯を2頭に与える。
犬舎内の清掃後、濡れた2頭のタオルドライ。
ダニーは臀部付近を拭いている際、必ずと言っていい程ホタルに突進して行く。
そしてやっぱり、ホタルのでっかい鼻先の「軽い鼻チョン」で
ヨヨヨと押し戻されてしまうのであった。(苦笑)
続いて、ホタルをタオルドライ。
耳付近と、首から胸にかけての毛は、濡れるとソバージュの様に細かなウェーブが現れる。
タオルドライしている間、ホタルは片前足を必ず私の体にくっ付けながら、おとなしくしている。
次いで、2頭をブラッシング。
タオル掛けの足りない部分があった時のために
ヤッケのポケットにタオルを入れていたのだが
ホタルはそのタオルを目敏く見つけ、ポケットに顔を突っ込んで奪い取って行く。
「コラ」と取り戻そうとするが、ホタルは断固拒否。
タオル奪還は諦めて、ブラシ掛けに専念。
洗い物をしている間、ホタルは落ち着きが無い。
玩具をいじるが長くは遊ばず、ウロウロとしている。兄が恋しくなったか?
「にーさん、遅いね。淋しいん?」
声を掛けると、ホタルは私の腕と体の間に出来た隙間に顔を突っ込んで
低い姿勢でおとなしくしている。
こんなしおらしいホタル、初めて見たかも。
ダニーと近場を散歩をしていると
今にも転落しそうな勢いで柵に乗り上がりこちらを見ているホタル。
また落ちたら大変だ。
ダニーを連れ帰ると、ピューッとデカイ物体が駆け寄って来た。
「なにっ?!」
ホタルである。
繋留リードが切れたのか?と思ったが
リードの金具が緩んでペグから抜けただけだった。
ホタルは低い姿勢で小さくなりながら、私の近くに転がり込んで来る。
ダニーは突然の出来事に驚き、目をまぁるくして座り込んでしまった。
淋しさ人恋しさ故の行動だったのだろう。
「怒られてもいいから、傍に居たい」と、チンマリしているホタルを前に
私は怒るに怒れず、苦笑した。
「じゃ、チョット行って来ようか」
散歩に連れ出すと、コチラに「笑顔」で振り向きながら、ホタルは嬉しそうに走り回る。
(走っていい?アッチ行っていい?コレなぁに?sonny遅い〜)
そんな声が聞こえてきそうだ。
途中、何度かダッシュをかけるホタル。コチラも頑張るが、とてもとても・・・。
「ホタル、背中に乗せて〜!」と、マジで思った。笑