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支える

朝、ダニー呼び鳴く。
馳せ参じ、介助し、立たせる。

駆け付けると、(すまないねぇ)ってな顔付で
コテッと横たわっている。

励まし促し、抱きかかえる様に起こすのだが
思う通りに動かない自分の躯に苛つくのか
私に八つ当たりするかの如く、腕めがけてウガッと大口を開けて来る。
「噛みたきゃ噛め!覚悟の上じゃい!
決して寝たきりになんかさせるものか!」
と、奮闘する毎日。

立ってしまえば、ヨタヨタながらもバランスを取り、歩行は安定している。
食欲も旺盛だ。

寝たきりになって内臓まで弱ってしまうのが、今は一番怖い。
だから、ぶーぶー文句言われても(鳴かれても)噛まれても構わん。
立つんだダニー!
エゴかもしれんが、最期まで自分の足で歩くのだ!ちゃんと支えるぞ。
そして潔く逝くのだ!ダニー!

犬の晩年・・・本当の晩年は急速にやって来て、そして短いと聞く。

これまでも、事ある毎に泣いたし、その度覚悟を決めて来た。
日に日に衰えを目にする今、またその思いを胸にしている。

毎日の「また明日(後で)ね。」の挨拶の度、(これが最期かも)と切なくなる。
不安だけど、私がしっかりしていないとな。気合いだ、気合い。
精一杯支えて、悔い無く送りたいと思っている。


腹に巻いた「立つきっかけ」タオルは
尿漏れのため、日に幾度となく替える。
(補助ハーネスを注文する。)

数時間置きに様子を見る他、呼び鳴き毎に駆け付け様子見。
頑張った時には、ご褒美クッキー進呈。
トイレ大の際は、タオルバンドで介助。

夕刻、大分体調の良さそうなダニー。
食欲もあり、特にお菓子モノには大反応。
伏せ姿勢から自分で立とうとする。(だが立てず)
良いよ、まだ無理しなくて。

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2005年04月17日 23:38に投稿されたエントリーのページです。

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