『子犬達がトイレして、産室が汚れてしまったんだけど・・・』
と、母が声をかける。
「へ〜い。只今」と兄部屋へ行くと、2頭の子犬が産室外にいるのが目に入る。
私はその2頭が(男の子達)だと思っていたのだが
よく見ると、長女と長男であった。
聞けば、母が来た時には既に産室外へ出ていた状態であったと言う。
「このチビちゃんが、一人(頭)でこんなに遠くまで歩いてきたの?・・・」
大人しく眠っている所しか見た覚えの無い私は
やたら感心する。
産室内を見ると、確かに凄い有り様だ。
ホタルをベランダへ出し、トイレをさせる間に
産室内のシートを外し、床に敷いた防水シートを掃除。
その際、後方でチョコマカ動く物体に気付く。
見れば長女だ。
子馬の様にタカタカと、しっかり歩いているではないか!
部屋の彼方此方を探検している。
「おお!これは凄い」
丁度お腹が空いていたのであろう。
おチビ達が「キャンキャン」騒ぎ出す。
ベランダから、ホタルの鼻ピーも聞こえて来る。
三男は「キュオーン」と長吠えをする始末。
ゴラ!チビ共ー!
わたしゃ、体が一つしか無いんじゃい!
一つずつ、確実に片付けましょう。
ベランダへ出て、ホタルの躯と足を拭き、ホタルと一緒に屋内へ。
おチビ達を授乳ポジションに付けた所で
私は再びベランダへ出て、ホタルのトイレの後片付け。
室内へ戻り、産室のシート替えをして、一段落。
いや、しかし
あの大人しい姫が、あんなに歩き回れるなんて、ビックリだ。
心配していただけに、しっかりと成長しているのが解って、ホッとした。
長男VS.三男
活発でヤンチャな長男(左)と、マイペースで甘えん坊の三男(右)。
生え始めた歯の痒さを紛らわしつつ、最近よく二頭で戯れ合っている。
さて、軍配は・・・・。
長男の勝ち?!