ドキュメント・ホタル出産
長い一日であった。
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長い一日であった。
興奮冷めやらぬまま、明け方の就寝となった。
早朝、道行く人達と母の会話がぼんやりと聞こえる。
『生まれた?』
「はい、生まれました。」
『ホゲホゲ?・・・・・』
「フガフガ・・・・・」
何故、皆知っているんだ?)
まどろみの中で、疑問を感じていた。
[黄三男:ホタル]
[黄三男:ホタル:赤長男]
[銀長女:赤長男:ホタル]
甲斐甲斐しく世話をするホタル。
[銀長女:赤長男]
[長男]
出産のドタバタから落ち着き、暖かな日差しが注ぐ日曜。
兄は第二子を、庭に埋葬する準備。
ダニーの犬舎前、ホタル小屋にも近い場所。
日当たりの良い場所だ。
小さな小さな前足
ナナお婆ちゃんと対面
誰も寝てはならぬ・・・?
タジタジ顔のホタル
長女は産室の隅がお気に入り。
お乳が出始めると、尻尾がピ〜ンと立ち、飲む勢いが増す。
シロクマシロクマ・・・
器用に舌先を丸め、お乳を吸う。
ベランダで一休み。
ふぁ〜・・・おっと失礼。つい・・・。
就寝前に、犬用品の通販本を読む。
ダニーを送ってから
(もう、色々と犬用品を買う事も無いだろうなぁ)
なんて、思っていたのだが
便利グッズや、良いモノ素敵なモノが満載のページを捲る内に
フード関連のページに目が止まる。
ママホタルさんの、今の躯の状況を考えた。
「お乳は血液。」
何処かでいつか聞いたフレーズが蘇る。
(それじゃ、おチビ達は小っちゃな吸血鬼だね)と、ニヤリ笑ったが
否、こりゃ笑い事じゃないぞと、真剣に考えた。
お乳は血液。血液は鉄分。
お乳をおチビ達に与え、ホタルの鉄分が減少しているならば・・・。
鉄欠乏は貧血、酸欠。息切れ、空気パクパク金魚状態。
貧血クラクラは辛いよね。
(兄さんは、その辺、ホタルに補っているのカシラ?)
と、考え始めたら
気になって、なかなか眠れなくなってしまった・・・。
ナナのおむつを買いがてら、乾燥レバーを探したが見つからない。
(大型店舗だからあるだろう)と目論んでいたのだが
やはり特殊な品物なのだろうか。
(では、ネット通販で。)と、店を後にする。
躯の一番大きな三男。
彼の寝相は、コミカルだ。
「美技アラカワ」に続き
デンデンデデンデンの「武勇伝」。
旬ネタを彷彿とさせる。
後ろ足をパタパタさせたり
タヌキ踊りをしている様だったりもする。
何時間見ていても飽きない。
最近、ずっと前から欲しかったオリーブの木を育てている。
鳩と共に平和の象徴とされる、オリーブ。
鳩がオリーブの小枝をくわえたパッケージの煙草、"Peace"でもお馴染みだ。
硬い葉の表面は濃緑、裏側は銀緑。
ガーデニングセンターなどで苗を売っていると、一目でソレとすぐ分かる。
木目も美しい木である。
現在3品種を育てている。
見る度に、新しい発見のあるおチビ達。
母も成長を楽しみにしており、「おチビ参り」が日課だ。
ほぼ毎日、犬達の写真を撮っている。
撮り貯めた写真データの多さに、自分で驚く程だ。
photosにアップするまでには工程が多く、時間が掛かるので
コチラに最新画像をアップ。
男前長男
(左:三男 右:長男)
長男、早くもヤンチャの兆し。
ちょっかいを出す私に負けずに応えてくれる、可愛いヤツ。
本日、遊んだ際「ハァッ!」と、応える。
初めて聞く明瞭な声。しかし意味不明。
顔を認識しているのか、音のする方に応えているのか定かではないが
低い姿勢で居るコチラの鼻に、喰らい付きそうな勢いだった。
骨太ぽっちゃり色白三男
(上:三男 下敷:長男)
三男は、最初にお乳に吸い付き、最期まで飲んでいる大喰らい。
前足の"袖"が餃子の様だ。
タヌキだ、シロクマだ、お相撲さん系だと、言われ放題。
彼は眠っている時、「時の人達」のポーズをしている事が多い。
躯を反らせて「アラカワ」。
仰向けに寝て、前足で「武勇伝」。
さぁ、次は何だ?
小さな躯の長女
授乳中に寝てしまったり、食が細いのかと心配したが
少しずつでも、コンスタントに体重は増えており、足腰もしっかりしてきている。
(兄犬達の成長が速過ぎるのだ!)
躯が軽い分、兄犬達より自立の時期が早いかもしれない。
大人しく、眠っている事が多い。
頑張って、兄ちゃん達に追い付け!追い越せ!
僕、生まれて直ぐにsonnyにチューされちゃった長男。名前はまだ無い。
部屋(産室)の隅に鼻先を突っ込んで寝るのが大好き。
お座りして、ポーッとしているのも大好き。
少し歩く事もできる様になったよ。
自分でトイレする事もできるし、後ろ足で耳を掻く事だってできる。
この頃ね、口の中がムズ痒くて
弟達の躯やホタルママの耳、sonnyの指をカミカミしてる。
時々ホタルママが遊んでくれる。
ママの顔目がけて行くと
大きな鼻先で僕を転がしたり、躯を突ついてくれたり、優しく舐めてくれる。
ママだ〜い好き。
午後、ホタル達の様子を見に行く。
ホタルの躯を触ると、お乳に硬い感触。
右列、頭方から二番目のお乳が、張っている。
2階廊下に行くと
ホタルがお尻と尻尾をブリブリ振りながら、出迎えてくれた。
躯中を触って、昨日みたいな異変が無いか確かめる。
今日は何処にも異常無し。
『子犬達がトイレして、産室が汚れてしまったんだけど・・・』
と、母が声をかける。
母、兄、私で
外回りがてら、ホームセンターをハシゴして犬用品を買い込む。
フードやシート、車に満載だ。
チビ達は、そろそろ離乳の時期。兄は粉ミルクも購入。
パートナー犬の居ない私は
何となく寂しい思いを抱きつつ、新生犬に向きそうな玩具を購入。
ヤンチャ長男。
私を認識したのか、傍に行くとこの「笑顔」で寄って来る。
指を噛まれっ放しだが、嬉しいものだ。
眠っている長男(左)に、反撃を仕掛ける三男(右)
「兄ちゃん、お覚悟!」アムッ!!!!
日頃の鬱憤を晴らすかの如し。
でも、それは不意打ち、闇討ちとも言う。
お主、悪よのぅ。
意外に活発なチビちゃん、長女。
兄犬達と同じ様に歩き回り、遊び、噛む。
ナナばあちゃん、こんにちは!
皆さん、こんにちは!
早くここから出て、遊びたいです!
立ち姿の美しい長女。
起きているのが一人(頭)でも、元気に歩き回り、遊ぶ。
寄り添っては、遊び・・・
遊び疲れては、眠る。